西武十亀剣投手(30)が開幕に向け、順調な調整ぶりをみせた。オープン戦初登板で5回を無四球の3安打1失点。「いい緊張感の中で、いいテンポで投げられたと思う」とうなずいた。

 それでも4回1死三塁から犠飛で許した失点を反省。「簡単にいきすぎてしまった。(打たれた)カーブはボール球にする狙いだったが、ストライクの高さにいったので合わせられた。反省しないといけない」と振り返った。

 菊池とともに、先発ローテーションの柱としての仕事が期待される今季。春季キャンプから新たに取り組む2段モーションフォームも固まってきており「バランスよく投げられている。真っすぐには逆球もなかったですし、やってよかったなと思う」と手応えを示した。