ヤクルト上田剛史外野手(29)が、技ありの決勝打を決めた。1-1の8回無死一、二塁に代打で登場。バントの構えからバスターを敢行。阪神内野陣がバントシフトをとっていたためがら空きとなっていた二塁手の定位置にきっちりゴロを転がし、二塁走者を本塁に生還させた。続く藤井の打席は二盗にも成功し、バットでも足でも見せた。

 オープン戦は7打数5安打5打点と、外野の激しい定位置争いの中で好アピールを続けている。「絶対に三塁で刺すシフトだから、何とか転がそうと思っていた。いいところにとんでくれました。僕みたいな選手が小技をできれば、ベンチも助かるし自分もプラス。試合に出られるチャンスが増える。しっかり準備してやっていきたい」と力を込めた。