阪神糸井嘉男外野手(36)と新助っ人のウィリン・ロサリオ内野手(29=韓国・ハンファ)が、初回からアベック弾を放ち、ナゴヤドームを沸かせた。

 初回2死、3番DHで出場した糸井が、中日先発小笠原の初球を強振。139キロ直球を捉えると、打球はバックスクリーン左へ飛び込んだ。

 その直後、4番一塁で出場のロサリオがカウント3-1まで持ち込むと5球目、内寄りにきた141キロ直球に対応した。うまくバットに乗せた打球は、ナゴヤドームに駆けつけた虎党のいる左翼スタンドに吸い込まれた。

 糸井、ロサリオともにオープン戦1号であり、30日巨人との開幕戦(東京ドーム)に向けて状態を上げてきた。