先発6人目をかけて直接対決だ! 阪神才木浩人投手(19)と小野泰己投手(23)が今日20日のDeNA戦(横浜)でそろって登板することが19日、分かった。当初、小野は20日からの2軍の広島3連戦(由宇)で先発する予定だったが、同じ試合でバトルを繰り広げることになった。開幕3週目から必要になる6枠目を目指し、2年目右腕コンビがアピールする。

 同じ試合で、同じ2年目右腕の2人が火花を散らす。当初は20日のDeNA戦に才木が先発し、小野は20日からの2軍広島3連戦で調整登板する予定だった。この日、プラン変更について金村投手コーチは「(先発ローテを)争っている1軍メンバーは監督が1軍でみたいと言っている」と説明。金本監督の意向もあり同じ舞台で投げることになった。

 先発が予想される才木は甲子園でブルペンに入り、ダッシュなどで出番に備えた。「チャンスがあるから1軍のオープン戦に投げさせてもらっていると思うので、結果を出して、開幕もシーズン中も1軍に残れるようにやっていきたいと思います」と開幕ローテ入りへ意欲を見せた。

 小野はキャッチボールやダッシュで調整。「いつもと変わらずストライク先行でテンポよく投げていきたいと思います」と落ち着いた表情で話した。

 金村コーチが「2人とも結果は出している」と話すように、ともに好投を続けている。13日の教育リーグ中日戦に先発した才木は7回1失点。14日の教育リーグ中日戦に先発した小野は7回を0に封じ、今季実戦で21イニング無失点と結果を残している。

 シーズン開幕が刻々と近づく中で、ローテ争いは佳境を迎えている。先発6枠目を決める上で重要な資料となる、2人のアピール合戦に注目だ。