クリケットの男子日本代表強化選手団が23日、日本協会から発表され、昨年までプロ野球の西武に内野手として所属していた木村昇吾(37)が20人のメンバーに選出された。

 選手団は12月にフィリピンで開催される世界T20東アジア予選、東アジア杯(日程、開催地未定)に向けて、4、8、9月と年間3度の合宿が予定されている。最終的に日本代表は14人に絞られる。

 木村は野球からクリケットに転向し、17、18日の代表選考会に参加していた。元プロ野球選手が日本代表強化選手団に入るのは、木村が初めて。

 尽誠学園(香川)で甲子園に出場した木村は、愛知学院大に進学。02年ドラフト11巡目で横浜(現DeNA)に入団し、08~15年に広島、16年から西武でプレーしていた。プロ野球での通算成績は733試合で294安打、3本塁打、71打点、34盗塁だった。