DeNAの2年目、19歳京山が開幕ローテーションでのプロ初登板に意気込んだ。27日、横浜スタジアムで1軍の練習に合流。サインや投内連係などを確認し「いつ呼ばれてもいいように準備をしていた。驚きよりも楽しみの方が強い。達成感というより、これからだなという感じ」と声を弾ませた。キャッチボールでは木塚投手コーチから「いじめられたら俺に言えよ」と声を掛けられるなど、初々しかった。

 今永、ウィーランド、浜口ら先発に離脱者が相次ぎ、開幕3戦目の4月1日ヤクルト戦で先発が決定的。「思ったよりは早いなと思うけど。1軍選手がこういう状況なので、このチャンスを逃さず、ずっとローテーションにいたい」。チームで10代投手の開幕ローテ入りは、11年の真下以来7年ぶりとなる。

 ラミレス監督の期待は高い。「おそらくローテでやってもらう。ストライク先行で制球がいい。球種の使い方、カットボールもいい。5~6回は投げてほしい」。井納を7回、砂田、三上はさらに早い回から準備させ、援護する。滋賀県出身で琵琶湖でのバス釣りが趣味の右腕。初白星を釣り上げる。【斎藤直樹】