巨人陽岱鋼外野手(31)が3日、左手甲骨折で戦線離脱となった。中日戦の初回の打席で柳の内角球を同箇所に受けて、負傷交代。名古屋市内の病院で診察を受け、左手甲の骨折と診断された。一般的には実戦復帰まで最低でも約1カ月を要するケースが多い。チームは開幕から1番中堅で先発出場し、打率2割3分1厘も打線の先頭に置いていた切り込み隊長を早々に失うこととなった。

 高橋監督は「残念ですが、こればかりは仕方ないとしか言いようがない。本人は悔しいだろうし、1日でも早く復帰してほしい」と話した。FA移籍1年目の昨季は開幕前の下半身のコンディション不良で初出場は6月。出遅れが響き、打率2割6分4厘、9本塁打、33打点に終わっていた。巻き返しの今季はオープン戦で打率3割5分9厘、2本塁打と順調な調整を続け、開幕を迎えただけに無念の負傷となった。