巨人が1950年(昭25)2リーグ制となって以降ワーストの“開幕失速”となった。同点の7回に2番手で登板した上原浩治投手(43)が、広島菊池の決勝ソロを含む3安打3失点で自身2連敗を喫した。復調までの期間は当面、勝ちパターンの一角から外れることを自ら示唆した。巨人は13日のカード初戦で連敗を6で止めるも1勝をはさんで2連敗。これで3カード連続の負け越し。開幕15戦で10敗目は47年以来71年ぶりだ。

 巨人がリーグで最初に10敗を記録したのは1リーグ時代の47年、2リーグ制後の75、04年に次いで14年ぶり4度目。また今年は15試合目で10敗。巨人が開幕15試合以内で10敗目を喫したのは、47年の14試合目(4勝10敗)以来、71年ぶり2度目。2リーグ制後では84、08年の16試合目を上回る早さでの10敗となった。