阪神ロサリオが甲子園初タイムリーを放った。7回に3点を追加し、なおも2死二塁。山中が投じた内寄りシンカー系に詰まりながら左前に運んだ。「毎日、一生懸命やっていることが結果として結びついて良かった。これからも続けていくだけ」と話した。

 本拠地25打席目で待望の適時打を刻み、虎党も拍手喝采だ。敵からしつこい変化球攻めに遭い、試行錯誤している。それでも、4回に放った中前打はやや甘く入ったスライダーを捉えたもの。1日巨人戦以来、11試合ぶりのマルチ安打となった。

 金本監督は「重い荷物を下ろして欲しい」と言った。責任感が強く、真面目で突き詰めるタイプだからこそ配慮する。「2本目のレフト前は当たりが悪かったけど結果は結果なので、いい方にメンタルを持っていってほしい」と期待した。試合前にはハーフパンツ姿でメディシンボールを挟んでの打撃練習。珍しいメニューも実を結んだ。