DeNA飯塚が地元凱旋(がいせん)登板で、チームの連勝街道継続を誓った。今日17日の巨人戦で先発するハードオフ新潟は、日本文理高時代から慣れ親しんだ場所だった。4年前、夏の甲子園出場を決めて以来の登板。前日練習では、地元メディアが押し寄せた。移動バスを降りたところから密着され、練習後の囲み取材にはテレビカメラ5台。ラジオ局は中継で生の声を流したほどだった。

 チームは8連勝中とあって「(負けられない)プレッシャーが全くないとは言えない」と緊張感を漂わせる。場所は違うが、1週間前に6回途中無失点に封じた同じ巨人戦で、対戦投手も同じ山口俊という巡り合わせには「前回のイメージをうまく利用できるのはいいことだと思う」と冷静に逆手にとる作戦。南場オーナーの出身地でもある新潟。年に1度の地元登板のチャンスで、今季初勝利を飾る。