試合前に、明大OBで1月4日に70歳で死去した星野仙一氏の追悼セレモニーが行われた。

 星野氏の遺族や明大OB、関係者が出席。通算23勝を挙げた大学時代の活躍を振り返り、現役や監督時代の功績を紹介するVTRがバックスクリーンのビジョンに流された。野球部同期の集まり「二十歳の会」メンバーはじめ、縁のあった多くの面々がスタンドに集い、黙とうの後に試合が始まった。明大の選手は左腕に喪章を付けてプレーした。

 東京6大学野球で追悼セレモニーが行われたのは初となる。明大OB会の土井淳会長(84)は「6大学野球連盟のみなさんに、感謝を申し上げます。全員のお客さんが拍手をしてくれて、うれしかった。星野くんの人柄を表していると思う」と話した。

 明大の現役選手に向けては「星野くんの生き様である『明治魂』、最後までやり抜く精神力を継承してもらいたい」とエールを送った。