巨人小林誠司捕手(28)が「セ界のコバヤシ」になった。

 試合前まで規定打席未到達ながら打率3割6分5厘と「隠れ首位打者」。この日は先発出場では初めて7番に昇格し、2回2死一塁の第1打席では左前打を放った。

 8回の4打席目で右前打を運び、規定打席に到達。2年連続で規定打席到達者ではリーグ最下位の打率だったが、この日の試合を終え打率3割7分5厘でトップに立った。2位は中日アルモンテで3割5分4厘、3位は広島丸で3割2分9厘。

 試合後、「1打席、1打席なのでいずれ下がる時が来る。そういう時に今の状態を忘れずに日々頑張っていきたい。チームが勝てるようにやるだけです」と振り返り、気を引き締めた。