ヤクルト鵜久森淳志外野手が、故郷に錦を飾った。3点を追う9回2死一、二塁に代打で登場すると、愛媛出身の鵜久森にスタンドから大歓声が起きた。阪神ドリスの初球直球を右前にライナーではじきかえし、適時打を決めた。

 代走を送られてベンチに下がる際にも、再び大歓声につつまれた。両親が球場に駆けつけた中で持ち前の勝負強さを発揮し、「打席に立って大歓声で、うれしかった。何とかつなげたいという思いで立ちました。地元でお世話になった方々の前で打てて良かった。いいきっかけにして頑張っていきたい」と笑顔で振り返った。