大きな背中に、子どもたちは夢を膨らませた。日本ハム清宮幸太郎内野手(18)がプロ初安打を放った時、幼い視線はクギづけだった。
栗山英樹監督(57)は「幸太郎の姿を見て、子どもたちは夢を見られるし、次の世代につながると思う。そういう使命を持っている」と、唯一無二の役目に期待していた。
梅根悟嗣(さとつぐ)くん(中学2年)は「初打席で打てるなんて“持っている”んじゃない!? 」。中堅フェンス直撃の二塁打で、惜しくも本塁打には届かず。「本塁打を打ってほしかったけど…」「安打を打ってくれただけでヨッシャー!だよ」と松倉匡耶(きょうや)くん(小学6年)永和(とわ)くん(小学4年)の兄弟は、飛び跳ねて喜んだ。
日本ハムファンの多くの子どもたちは、大谷の背中に憧れを抱いてきた。匡耶くんは「清宮には、大谷みたいに打ってほしいな」。石井絢菜ちゃん(小学4年)は「165キロを打っているところを見たいなあ」と、夢の続きを期待する。
指揮官は「多くの子どもたちを含めて、野球の世界で夢や感動を与えるスタートになった」と、大きな1歩に感慨深げ。今月から野球を始めた湊羚賀(りょうが)くん(小学2年)は「自分も活躍したい」。正木大翔(だいと)くん(小学3年)も「かっこよかった。次は本塁打を打ってほしい」。さらに竹ケ原大輝くん(小学6年)は「活躍して大スターになってほしい」。子どもたちは熱いまなざしで、清宮を追いかけ始めた。【田中彩友美】



