巨人が広島に逆転負けを喫し、同カード4連敗に沈んだ。2回に小林の2点適時打で先制するも、1点差に迫られた6回に沢村が同点に追いつかれ8回にマシソンが勝ち越しを許した。敵地マツダスタジアムでは昨季8月12日から6連敗。高橋監督は「もう1点、なんとか取りたかった。ただ、いつもそんな簡単にはいかない」と敗戦を受け入れた。

 接戦を想定した采配で鬼門突破を試みた。今季の4敗はいずれも2点差以内を落としている。先発の吉川光を5回3安打1失点で代えて継投に入り、勝ちパターンへとシフト。勝負をかけた交代が結果的に、はね返された。2連敗で3位に転落。首位広島と4ゲーム差に広げられた。同監督は「継投でなんとかというところ。我々が判断した。(接戦を)取っていかないとなかなか、急にはゲーム差が縮まらない」と話した。