ソフトバンク王貞治球団会長(77)が4日、マリナーズの会長付特別補佐に就任したイチロー外野手について語った。ヤフオクドームで対応し「イチローにとっても、マリナーズにとっても一番いい選択をしたということ。若い人たちにイチローから伝えてもらうという球団の考えもあるだろうから。イチローにとっても、100%やめてしまうのではなく、また打席に立てるチャンスを残しているということ。一番、選手の引き時が難しい」と思いやった。

 「球団としては、選手イチローと同時に指導、アドバイザーという指導者の道を残されているから。今まで(メジャーで)指導者はひとりもいなかったのだから、そういう道のチャンスも出てきたのかな」とまだ、メジャーではいない日本人指導者への道を期待した。

 「大谷といい、イチローといい、日本人選手の話題が向こうで騒がれている。向こうと日本の野球がそれだけ近づいたということだね」と、話した。