完敗にDeNAラミレス監督の表情も厳しかった。引き分けを挟んで4連敗。こどもの日に再び4位に転落し「多くのお子さんが球場に来てくれたが、試合はあまりうまくいかなかった」と悔しさをにじませた。

 先発ウィーランドが3回まで毎回先頭に安打を許し、序盤に大量7失点。大和の落球や自身の失策も絡んだが、持ち味のカーブで緩急を作れなかった。許した4適時打のうち2本が追い込んでから。指揮官は「2ストライクを取った後のコントロールが、なかなかさえなかった」と指摘した。

 打線も、ここ5戦の得点は1→1→2→0→3。田口対策で好相性の梶谷を6番、右の田中浩を今季初のスタメン起用も、ともに無安打。得点はソロ3発のみ。ラミレス監督も「もっとよくならないといけない。(本塁打)単発より、必要な時のタイムリー。初回(1死一、二塁)のように流れを引き寄せる場面で点を取らないと」と奮起を求めた。

 4月10日以来の借金1。連敗ストップに向け「重要なのは、いい時も悪い時も集中力を保ってプレーすること」と引き締め直した。【佐竹実】