ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(31)が10日、ヤフオクドームで工藤監督を相手に休日返上でフリー打撃を行った。

 この日、始発便で空路福岡へ戻り、昼ごろ球場へ。工藤監督が打撃投手を務め、123球中、98スイングで23本の柵越えを放った。

 デスパイネは今季ここまで全31試合に出場し7本塁打を放っているが、打率1割8分3厘、16打点と不振が続いている。「今日は打つと最初から決めていた。普通にいい当たりがあったので、いい練習ができた。(工藤監督は)とても打ちやすい」と充実した練習だったと話した。

 工藤監督は「休めよって言ったんだけど、打っていないから練習しないとダメだと。スタッフを休ませたいこともあったので、オレが投げるよと」と話した。通算224勝の制球力で内角、外角と投げ分ける実戦的な投球で、不振脱出へのヒントを与えた。