福岡大が1敗差で追う九国大に圧勝して、最終日を残して、2季ぶり56度目のリーグ優勝を決めた。

 先発の左腕エース、秋山遼太郎投手(4年=田川)が毎回の12奪三振、6安打完封勝利を挙げれば、打線も初回3得点を皮切りに着実に得点を重ねて、九国大を寄せ付けなかった。

 元ダイエー(現ソフトバンク)投手、渡辺正和監督(52)は春連覇に「今日は打線がよく打ってくれたが、今季は投手陣が粘って守り勝ってきた」と投手陣の活躍に目を細めた。開幕戦こそ西南大に敗れたが、その後4連勝を飾った秋山は「開き直った。0点に抑えることだけを考えた」と胸を張った。

 福岡大は6月11日から神宮球場などで行われる第67回全日本大学選手権に出場する。