中日松坂大輔投手(37)が闘魂の力投&快打だ。投げては6回3安打1失点と阪神打線をねじ伏せ、打っては日本球界で12年ぶりの安打を放つなどプロ初のマルチ安打。

 ▼松坂がプロ入り初めて1試合2安打を放った。試合前までの公式戦通算打撃成績は26打数5安打(打率1割9分2厘)。1試合2安打以上は日本シリーズ(通算2安打)でも記録していない。大リーグ時代もなかった。日本での安打は西武時代の06年6月9日、交流戦の阪神戦(甲子園)でダーウィンから放った本塁打以来12年ぶり。安打のブランクでは最長の83年安木(中日)09年木田(ヤクルト=各13年ぶり)に次ぐ長さだった。

 ▼松坂の高校時代 甲子園で春夏連覇した98年は全11試合中7試合で4番を打ち、通算47打数16安打(打率3割4分)。夏の2回戦では杉内(鹿児島実=現巨人)から本塁打を放った。高校最後の複数安打は98年10月27日、神奈川国体準決勝(平塚)の星稜戦で記録した5打数3安打。