プロ2年目のロッテ有吉優樹投手(27)が、23日の日本ハム戦でプロ初先発を迎える。

 ロッテは17日のオリックス戦でドラフト5位ルーキーの渡辺啓太投手(24=NTT東日本)がプロ初登板初先発。20日のソフトバンク戦では2年目の土肥星也投手(22)も初先発を果たしており、1週間で3人目の先発デビューとなる。

 有吉は、1年目の昨季は中継ぎで53試合に登板して2勝5敗16ホールド1セーブ、防御率2・39をマーク。今年もここまで14試合に登板し、うちZOZOマリンの8試合は9回3分の1で防御率0・96と安定している。

 東京情報大、社会人の九州三菱自動車時代は先発専門。13日の西武戦ではプロ入り後最長の3回を投げた。21日、ZOZOマリンで調整し「チャンスっちゃ、チャンスなんですかね。1回1回、全力って形でやるしかない。プロ入りの時の目標は開幕ローテだった。中継ぎは去年と今年ちょっとしかしてなくて、去年できたことが不思議なくらい。初心に帰ろうかなって感じです」と意気込んだ。

 二木、酒居や佐々木ら、2軍調整中の先発経験者も多い。小林投手コーチは「ファームにいるメンバーには悔しいと思ってもらわないといけない。有吉は『先発』というより『1番手』のつもりでゲームに入ってくれれば。いいピッチングを期待してます」と話した。