阪神ウィリン・ロサリオ内野手に11試合ぶりの本塁打が飛び出した。2-0の3回1死二塁、ヤクルト石川の4球目をとらえると、打球は左翼中段へ飛び込んだ。8日の巨人戦(東京ドーム)以来となる4号2ランだ。

 「チームを助けるために、いつでも準備しているので結果が出てよかった」

 5月初旬には金本知憲監督から「メンタルが参っているね」と心配されたこともあった主砲。「しっかりと自分のスイングをすることができたね。チームに貢献することができて良かった」と倉敷の地で快音を響かせた。

 そんなロサリオに続いて5番糸井嘉男外野手も右翼へ7号ソロ。「ロサリオのホームランを『いいなあ!』と思いながら見ていました。自分もいいスイングをしようと思って打席に向かいました。いい結果になってくれて良かったです」と、今季初の2者連続ホームランで虎党を沸かせた。

 お立ち台は2人で共演し「いい感じで打てたのでうれしいですね。なんとかチームのためにずっとやってたので、きょう実現できてほんとにうれしく思います。(糸井は)ほんとにすごい選手だと思ってましたし、2人でホームラン打つのはほんとに最高です!」とロサリオが笑顔を大爆発させた。