ヤクルトが打線のテコ入れも実らず、今季4度目の無得点負けを喫した。1軍に昇格した畠山和洋内野手を「5番一塁」で即スタメン起用し、クリーンアップは「坂口、バレンティン、畠山」で形成。

 青木宣親外野手を今季初の「2番」に据えて得点力アップを狙ったが、阪神先発の秋山に8回まで4安打無得点。8回1死一、三塁の先制機では代打荒木、山田哲と凡退すると、直後の8回裏に中継ぎ陣が2失点し、試合を決められた。

 7回までに8安打を打たれながらも無失点と粘りの投球を見せたハフを援護できず、チームは今季3度目の5連敗。借金はワーストの10に膨らんだ。

 小川淳司監督は「チャンスはあそこ(8回)で1回あっただけだった。ハフは頑張ったと思う。ここに来て安定した投球をしている。ハフが投げると点を取ってあげられない試合が続いている。得点できていないのが現状。安打も少なくて四球も1つ。0点では勝てない。明日から神宮に帰るので切り替えてやるしかない」と険しい表情で引き揚げた。