巨人が後味悪い敗戦で連勝が3で止まった。1点を追う7回無死一塁、今村がソフトバンク塚田を打席に迎えた。カウント1-2から外角低めへの4球目がバットをかすめたようにも見えたが、飯塚球審は空振りの判定。捕手宇佐見が捕球できずに暴投で走者を三塁まで進めた。続く上林にスクイズを安打とされ、重たい追加点を奪われた。高橋監督は「あれを宇佐見に止めろというのは、かわいそうな話だと思いますし、判定がそうだから、そうだとしか言いようがない」。リクエスト対象外の判定にもどかしさを隠さなかった。

 開始直後のアクシデントも痛かった。「3番左翼」でスタメンのゲレーロに1回の打席で代打長野が送られた。コンディション不良の助っ人はベンチで戦況を見守り試合後はノーコメントで球場を後にした。4番岡本は11号ソロを含む2安打、5番阿部も2安打と中軸は機能。2カード連続の勝ち越しを目指し14日の3戦目に挑む。【為田聡史】