打撃好調の広島がまたも1回から大量得点を奪い5連勝を手繰り寄せた。4番鈴木誠也外野手(23)、5番新井貴浩内野手(41)の2者連続適時打などで一挙4点を先取。試合の主導権を握った。

 巨人先発田口の立ち上がりを攻めた。1番田中が初球を中堅前に転がすと、2番菊池はフルカウントから右前に落とすランエンドヒットを決めた。丸が四球を選んで無死満塁。鈴木はカットボールを中堅左へライナーではじき返した。「みなさんがつないでくれたチャンスを生かせて良かったです」と、2点先制適時打を振り返った。

 なおも無死一、三塁から新井は右翼線へきれいな流し打ちで続いた。「誠也がしっかりランナーをかえしてくれたので、楽な気持ちで打席に入れました。つなぐことが出来て良かったです」。広島はさらに6番野間の遊ゴロの間に1点を追加した。