「生田JAPAN」がW優勝へ向け万全の調整を終えた。

 3日から始まる第42回日米大学選手権大会(米ノースカロライナ州ほか)と、第29回ハーレムベースボールウイーク(同13日から、オランダ)に出場する大学日本代表が6月30日、神奈川・平塚市内で3日間の直前合宿を終了。社会人の東芝との練習試合をタイブレークの末、7-5で勝利し、対社会人2連勝で締めた。

 指揮を執る生田勉監督(51=亜大)は「こんなにいいチームはなかなか生まれないというぐらい、いいチームになっていると思う。必ず優勝できるという手応えを持って敵地に乗り込みます」と笑顔を見せた。特に、3年連続代表入りの立命大・辰己涼介主将(4年=社)や、2年連続選出の日体大・松本航投手(同=明石商)、明大・渡辺佳明内野手(同=横浜)ら経験値の高い選手を中心に結束を深めていく。この日先発し3回3安打4三振無失点に好投した、今秋ドラフト1位候補の松本は「米国のボールに慣れてきた。自分の力で勝ちをもぎ取れるピッチングをしたい」と決意を語った。視察したDeNA河原東日本統括グループリーダーは「ある程度狙ったところに投げられるしボールの強さがある。即戦力の評価。12人に入る投手だと思います」と話した。