阪神が本拠地甲子園で勝てない。この日は1回から先発メッセンジャーが想定外の大乱調で、いきなり4点を失った。打線は1回に反撃。1死一、三塁から陽川が左前適時打を放った。4回にも糸原の適時打で1点をかえすが、6回にはメッセンジャーが5失点の惨状。打線は2桁安打を放つなど、先週の関東遠征からの好調を維持したが、投打の歯車がかみ合わず、敗れた。

 金本知憲監督は「ヒットは出ているけどね。チャンスでもうちょっとやな。欲を言えばですけどね」と振り返った。甲子園では引き分けを挟んで、6月10日ロッテ戦以降、6連敗になった。指揮官は「どこでも勝ちたいです」と言い、クラブハウスへ引き揚げた。チームは4位転落。糸井が骨折で戦線離脱するなか、一進一退の戦いが続く。