日本ハム有原航平投手が、5月27日西武戦以来の先発登板で7回5安打1失点と好投。同12日ソフトバンク戦以来の5勝目を挙げた。

 立ち上がりから腕の振りが鋭く、ボールを低めに集めた。7回までの11個のゴロアウト(うち併殺打が1つ)と、打たせて取る投球でソフトバンク打線を圧倒した。「初回に点を取ってもらって、投げやすくなりました。いい守備もありましたし、その流れにうまく乗ることができました。石川亮もいいリードをしてくれて、リズムよく投げることができたと思います」と、振り返った。

 今季は右肩痛で開幕から出遅れ、4月中旬に1軍復帰して以降も不振。交流戦期間中には一時的に守護神へ配置転換され、2セーブを挙げた。6月29日に再び出場選手登録が抹消され、先発へ再転向。この日が再出発のマウンドだった。栗山監督も「頑張ったね。いろんな思いがあったと思う。何とかする、という気持ちが出ていた」と評価。昨季まで2年連続2桁勝利の右腕が、力強くリスタートを切った。