ヤクルトの小川泰弘投手と青木宣親外野手が10日、セ・リーグの6月度「日本生命月間MVP賞」を受賞した。

 投手部門の小川は16年8月度以来2度目、野手部門の青木は10年9月度以来4度目の受賞となった。

 小川は昨年10月に右肘を手術し、5月に戦列復帰。6月は4試合でリーグトップの3勝(0敗)、防御率1・08の好成績で、球団初の交流戦の最高勝率達成に貢献した。神宮クラブハウス前で会見を行い「ケガあけで5月に戻ってきて、すぐ、MVPをとれたのはうれしい。少しでもチームのためにと思って投げていたので、形になってよかった。自分だけの力じゃない。捕手の中村にも支えられたし、サポートしてくれた方もたくさんいた。その中で交流戦で初優勝(最高勝率)できて良かった。続けて良い成績を残せるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

 青木は6月は全23試合に出場し、打率3割8分8厘、33安打、22打点、4本塁打、得点圏打率6割をマークした。現在は頭部死球による脳振とう特例措置で2軍調整中のため、会見には姿を見せなかった。球団を通じて「月間MVPを受賞したことを大変うれしく思います。チームにとっても自分にとっても6月はひとつのポイントだったので、後半戦に向けて、いい戦いができた6月になりました。ただチームも自分もこれからが夏本番なので、さらに頑張りたいと思います。ありがとうございました」とコメントした。