巨人は11日、元所属選手の柿沢貴裕容疑者が同僚の野球用具を盗み、窃盗容疑で逮捕された事件を受け、「紀律委員会」を都内の球団事務所で開いて再発防止策を協議した。

 金銭的に困窮していたことが犯行の動機となったとみられることから、私生活の悩みを相談できる窓口の設置を決定。担当スカウトなどが若手選手の相談相手となるメンター(助言者)制度の導入も検討する。講習会のテーマに「飲酒」を取り入れ、選手ロッカーにある不要な野球道具の整理の意識も徹底させる。老川オーナーはオーナー会議後に「子どもやファンの憧れの対象となっているという自覚を持ってもらうことが大事」と話した。