2連敗で前半戦を終えたDeNAは、4年ぶりのBクラスターンとなった。前夜の乱打戦から一転の投手戦で4安打に抑えられ、桑原のソロアーチによる1点のみ。チーム打率セ・リーグ5位という前半戦を象徴するような試合内容に、ラミレス監督は「チャンスはあったが得点することはできなかった」。借金は4となり、14年以来の前半戦Bクラスは監督就任3年目で初めての屈辱となった。

 1点を追う7回1死一塁、打者桑原の場面でランエンドヒット。だが最悪の三振ゲッツーとなり、好投の今永を援護できなかった。ロペス、梶谷といった主軸にけがが重なり、期待された先発陣が不安定。投打がかみ合わず、36勝のうち先発投手の勝ち星はわずか19と約半分にとどまった。それでも指揮官は「ここから優勝へ突き進むために何かを変えないといけない。けがで帰ってくる選手や新戦力がいる。そこで期待通りの完成された、いいチームができあがる」と強気に後半戦に目を向けた。