求む、遊撃レギュラー!! 阪神金本監督は11日、前半戦を終え、ディフェンス面の課題を指摘した。会見の冒頭で「内野の守備の乱れとかね」と言う。前半戦の51失策はリーグ最多。守備の要である遊撃を固定できず、手堅さを欠いた。

 3月30日開幕巨人戦で先発したのは糸原だったが二塁に配置転換。その後、正選手不在の状況に陥っている。金本監督は後半戦のキーマンを問われ「まず、ショートあたりでコイツで行く、そう思わせてくれるくらいのね。誰か、働きっぷりを見せてほしい」と注文した。

 俊足の植田は4月末から42試合に先発するなど15盗塁を決めてアピール。6月下旬から北條が5試合に先発し、打率3割6分7厘をマークする。ドラフト3位熊谷は「少ないチャンスをモノにして、スタメンで出られるようにやりたい」と気合十分。4戦先発し、走力で非凡さを示す。不動の遊撃手が生まれれば、常勝軍団に近づく。