夏男が本領発揮や! 阪神福留が後半戦で大暴れする。気温の上昇とともに成績が上がるキャプテンは「理由は分からん。ただ、暑いのは嫌いじゃない。暑すぎるけどね」とにやり。16年には7月に3割9分7厘をマーク。昨季の月間打率は6月は1割台も7月に2割5分に上げ、8月は2割9分1厘、6本塁打と暑くなるにつれて上昇。猛暑はむしろ福留の集中力を上げさせている。

 過密日程が予想される9、10月にこそ存在感を発揮する。「勝負どころでなるべく(打ちたい)というのはあるけど、全部が全部うまくいくわけじゃない。出来るだけそうなるようにやっていく」。試合から離れる1週間でリフレッシュも完了。前日10日の甲子園練習では打撃投手も買って出た。混戦のセ・リーグを制するため、暑い夏こそキャプテンが背中で引っ張っていく。