阪神糸井嘉男外野手(36)が、DeNAラミレス監督と打撃談議を交わした。球宴第2戦前のフリー打撃を終えた糸井のもとに敵将が歩み寄り、5分ほど話し込んだ。ラミレス監督は「出会えてよかったねと」と超人を歓迎。そこから“直撃取材”となった。

 ラミレス監督は「(スイング時により強く)左手で押し込む理由を聞いたんだ。こっちが勉強になったよ」と明かした。糸井の打撃力の高さに関心が強いようで、糸井も惜しみなく打撃理論を披露。ラミレス監督も満足の笑みを浮かべた。

 右足の腓骨(ひこつ)を骨折している糸井は、大事を取ってこの日の第2戦を欠場。状態について「わかりません!」と答えたが、振り向きざまに「ちょっと、ね」と右手人さし指と親指で良化していることを示すサインを送った。13日の球宴第1戦前に、6月30日の故障後初めてフリー打撃を敢行。この日も柵越えこそなかったが、前日の10スイングから7スイング増の17振を披露した。完全復活を目指し、慌てず急ぐ。