巨人高橋由伸監督(43)が岡本に4番完走指令を出した。15日、川崎市のジャイアンツ球場で、後半戦開幕カードとなる16日からの阪神戦(甲子園)に向けて調整。前半戦途中から4番に据えた若き大砲を「坂本に次いでなのか、同じぐらいなのか、前半はよく頑張ってくれた」と認めた。その上で「まだ1年やっていない。本当にレギュラーになるためには後半もね、前半と同じぐらい頑張るということが、主力としてレギュラーとしてやっていくための道」と活躍を求めた。

 前半戦終盤に32打席連続無安打のスランプでも4番から外さなかった。「チームが勝てば和真が4番を打たなくたっていいわけだから。ただ、岡本個人のための話をすれば、このまま彼が4番を最後までやり続けるというのがね、結果として何かが残っているということ」と近未来の巨人のために無形の財産をつくることを望んでいる。「まずは自分でつかみ取ったものだからね。離さないようにしてほしい」と、打線のど真ん中を死守することを求めた。