オリックスの新外国人ドン・ローチ投手(28=ホワイトソックス3A)に、ぶっつけ本番の登板プランが浮上した。15日、2日連続で大阪・舞洲の球団施設で行われた練習に参加。動きをチェックした福良監督は「可能性はゼロではない。本人は問題ないと言っている」と、明かした。就労ビザが取得できれば、早くて22日ロッテ戦に先発する可能性がある。

 椅子は空いている。今日16日からの日本ハム3連戦(京セラドーム大阪)は西、ディクソン、金子の順番で登板する予定。続く20日からのロッテ3連戦(ZOZOマリン)はアルバース、山岡が見込まれるが、あと1人がいない。この日は候補の東明、K-鈴木が指揮官の前で投球練習を実施。だが、即決定には至らなかった。

 ローチは12日に入団会見を行い、14日から練習参加。いきなり30球の投球練習を披露した。福良監督も「まとまっている。コントロールで苦労するタイプじゃない」と話すなど、技巧派左腕アルバースのように多彩な変化球と制球力が持ち味だ。チームは3位タイと好位置で後半戦に突入する。助っ人右腕がアルバース級の活躍をすれば、チームの優勝もグッと近づく。【桝井聡】