巨人先発の内海哲也投手(36)が、6回6安打1失点と粘りの投球で今季3勝目を挙げた。

 初回、2死から福留、陽川に連打を許し、一、二塁とピンチを招いた。続くナバーロに右前適時打を打たれ、先制点を与えた。

 それでも2回以降はボールを低めに集め、リズムを作った。2回には2死三塁、4回には無死一、二塁と得点圏に走者を置いたが、要所で凡打を打たせ、得点は許さなかった。

 6回を94球1四球で投げきり、上原にマウンドを譲った。現役最多の阪神戦通算27勝目を挙げ、チームも5連勝で5月26日以来となる勝率5割に戻した。

 後半戦開幕投手の務めたベテラン左腕は「チームが勝つことがうれしいです。粘り強く投げることが僕のスタイルなので、それが強く試合で出せたと思います」と話した。