この日に26歳の誕生日を迎えたヤクルト山田哲人内野手が、幸運な“バースデープレゼント”をゲットした。

 0-1の9回無死一塁。二遊間に放ったゴロが二塁を直撃。打球が右翼前へ転がる間に一塁から青木が同点の生還を果たした。ここから好機を広げ、一挙5得点で逆転に成功。今月初勝利で、チームの連敗も8でストップ。「いい誕生日になりましたね」と満面の笑みを浮かべた。

 つなぎの意識が、野球の神様を振り向かせた。9回の打席では、カウント2ストライクからコンパクトに打ちに行っていた。「大きいのは狙ってません。サイクル安打と同じで、欲がないと、いいことがおきますね」と納得の表情。「まだ1勝。明日からもあるし、スタートダッシュが決められるように、あと2試合、頑張ります」と同一カード3連勝へ向けて、表情を引き締めた。