中日大野雄大投手(29)は5度目の先発でも今季初勝利をつかめなかった。5回4失点で、同点の状況で降板した。

 初回にバレンティンに浴びた3ランが痛かった。3回にもまたバレンティンに左翼越え適時打を許した。球数は86球とまだ余裕があったが、今季の信頼の薄さからか、あっさりと交代させられた。「先発投手としてもう1イニング投げなければいけなかった」と反省した。

 バレンティンに打たれたのは、ともに厳しいボール気味の直球だった。3ランは外角低めを狙って、内寄りに入った。打ったバレ砲の技あり打とも言えたが、左腕は「逆球でした。しっかり外に投げていればああいう結果にならなかった。外か内かの2分割くらいは投げ分けないといけない」と投げミスを悔やんだ。