金銭トレードで中日から西武に移籍した小川龍也投手が23日、荷物整理のためナゴヤ球場を訪れた。

 1軍は浜松滞在、2軍も休日だったため施設内は閑散としてたが、2軍関係者へのあいさつはほぼ済ませており、すでに気持ちを切り替えたような表情。

 「ナゴヤ球場に来るのはこれが最後。環境が変わるので頑張りたいです」と笑顔で語った。

 21日の西武入団会見の際には「龍から獅子に来たので小川龍也は獅子(しし)也に変わります」とあいさつ。実は会見前に背番号44を提示され、西武関係者に「これで何か考えてください」とむちゃぶりをされていたという。背番号と、置かれた状況を踏まえて必死に考えた、こん身のジョークだった。練習熱心で、明るく愛される性格の小川らしい内幕だった。

 登録名変更の可能性を聞かれると「いえ、龍也でいきますよ!」と元気よく答え、8年半を過ごした名古屋に別れを告げた。