西武多和田真三郎投手が5安打1失点完投で、自身初となる2ケタ10勝目を挙げた。

 テンポがよく、5回まで連打を許さなかった。6回、オリックス先頭の宮崎に打たれたソロによる失点のみに抑えた。

 お立ち台に上がると「うれしいです。気持ちで、どんどん押していこうと投げました。直球が最初からよかったです。それにつられて、変化球もよくなりました。(完投は)あまりできる機会がないので、できてよかったです。(2ケタ勝利は)意識せず、1試合、1試合、自分の持ち味を出そうと思いました。(10勝を)目標にはしてましたが、これからまだまだ続くので、チームのために頑張りたいです」と話した。

 辻監督は「ホームランは投げミスだが、7回、8回と力のある球を投げていた。見事だった」と、ねぎらった。

 前回16日のソフトバンク戦は、3回1/3、14安打11失点と大炎上した。土肥投手コーチは「前回の悔しさを晴らしてくれた」と喜んでいた。