中日に連敗して6月25日以来の単独最下位に転落した。借金も今季最多8個に膨れ、シーズン87試合目で、ついに自力優勝の可能性が消滅した。首位広島と13ゲーム差。8月初戦に厳しい現実を突きつけられた。金本知憲監督も「負の流れに、のまれている気がしますけどね。我々が何とかしないと。変えていかないといけないんだけど」と話した。

 必勝リレーの一角であるベテラン能見が心意気を見せた。6点リードされた展開だったが、ブルペンで肩を作り、3点差に迫った8回に登板。

 「(選手は)もちろん、奮起してくれるでしょう。能見がいい例でしょう。(たとえ)6点差でもいくという、意地というか。それも自らいくという、アピールしたかったんじゃないですか。メッセージというか」。

 その他一問一答は以下の通り。

 -序盤は中日松坂が制球難でチャンスだった

 う~ん。もらったチャンスやけどね。3回の攻撃がすべてじゃないですかね、やっぱり。

 -無死二、三塁で最低でも同点にしたい場面

 もちろん、誰もが…。

 -走塁面、守備面で集中力を欠くようにみえる

 集中力を欠いているわけじゃないでしょうけどね。負の流れに、のまれている気がしますけどね。それを我々が何とかしないと。変えていかないといけないんだけど。

 -先発才木が粘りながらの投球だった

 やっぱり「四球四球ドカン」というのがちょっと今年の傾向かな。小野とかにしてもね。逆球やから、悔いが残るわね。