J1北海道コンサドーレ札幌のFW都倉賢(32)が、試合前のファーストピッチセレモニーに登場した。

 サッカーの試合用ユニホーム姿でマウンドへ。利き足は左だが、右腕で投げたボールは捕手手前でワンバウンドし、スピードは112キロだった。投げ終えた瞬間に右手で顔を覆って悔しがり、肩をがっくり落としながらグラウンドを後にした。

 小学生時代に野球経験が1年間あり、球速120キロを目標に掲げていた。練習では剛速球を投げ込んでいただけに「悔しいです。リベンジする機会があるならしたい。一発勝負の難しさ。ノーバンなら130キロ出たかも」と残念がった。それでも「ずっと(日本ハムの)始球式をさせてもらいたくて、北海道に来て1つの夢がかなった」と喜んでいた。