阪神鳥谷敬内野手(37)に今季1号が飛び出した。2-1の6回1死、カラシティーの甘い直球を左翼席に流し打った。

 「追加点がほしい展開だったので、塁に出ることだけを考えてコンパクトにスイングしました。いい形でとらえることができた」と納得の一振りだった。

 今季212打席目。8月18日のシーズン1号はキャリアで最も遅い。8月に入り先発機会を増やし、調子も上げているベテランが、貴重な追加点を挙げた。

 左翼席のざわめきが収まらないうちに、続く梅野隆太郎捕手(27)も初球をたたいてバックスクリーンに6号ソロを打ち込んだ。「鳥谷さんの流れに乗って、初球から思い切り振っていこうと思っていた」とコメントした。