DeNA井納翔一投手(32)が4勝目を挙げた。初回に1死三塁のピンチを招くも、巨人マギー、岡本を外角148キロ直球で、連続見逃し三振。その後も140キロ台後半の直球を両コーナーに収め、7回を無四球の3安打無失点に封じた。

 お立ち台に上がった右腕の第一声は「ただいまです」。今季は中継ぎへの配置転換や、不振から度重なる録抹消を経験。7月31日以来の先発で意地をみせ「(2軍では)基本に戻って、自分の持っているものの精度を上げるだけだと思ってやってきました」と振り返った。

 アレックス・ラミレス監督は「よく投げてくれた。あれ以上ないというくらいの素晴らしい投球だった」と評価。開幕前はローテーションの一角として期待されながら、なかなか結果が残せなかった井納。先発復帰後も、好不調の波が大きいだけに、次回登板で真価が問われる。