DeNAのドラフト1位東克樹投手(22)が7回無失点の好投で8勝目を挙げた。球威ある直球にスライダー、チェンジアップを配し、連打を許さず。味方の好守と打線の援護にも助けられ、7月20日阪神戦以来の白星をつかんだ。これで巨人戦は3戦3勝も「巨人戦というより、1カ月ぶりに勝ったことがうれしかった」と笑顔をみせた。

今季2度目の中5日でのマウンド。「正直、疲れはありました。中5日はこんなに大変なんだなと感じました」と明かしたが、女房役のげきに支えられた。「5回が終わってから(捕手の)伊藤さんに『力を振りしぼれ』と言っていただいて。7回まで投げたかったので、しっかり投げられてよかった」と振り返った。

アレックス・ラミレス監督は「スピードもコントロールもよかった。特に3回以降は直球でストライクも取れて、スピンもよくなっていた」と高く評価。ルーキー左腕のGキラーぶりに「巨人との残り試合に向けても、いい数字を出してくれた。チームの助けになる」とさらなる活躍に期待を込めた。