中日ダヤン・ビシエド内野手が月間最多安打のセ・リーグ新記録を打ち立てた。

月間46安打を積み上げ、8月ラストゲームのこの日を迎えると、初回2死三塁で、メルセデスの3球目142キロのカットボールを捉え、三遊間を抜く先制適時打。これで月間47安打とし、13年8月に村田修一(巨人)が作ったセ・リーグ記録を更新した。「とてもうれしい。試合に負けて心から喜べないけど」。記録よりチームの勝利を優先するビシエドらしい言葉を残した。

2打席目以降は凡打に終わり、この日は4打数1安打。2リーグ制後の月間最多安打は、96年8月にイチローが記録した「48」には届かなかった。「イチローの記録に並べそうなところまで来られて満足だ。シーズン最後まで力強く戦えるよう頑張る。(首位打者は)シーズンが終わったときに取れてたらいいね」と9月戦線に気持ちを切り替えていた。