<中日9-13巨人>◇2日◇ナゴヤドーム

「世界の王」超えを射程に捉えた。巨人岡本和真内野手(22)が、2戦連発となる先制3ランを含む3安打4打点で大暴れした。1回1死二、三塁、中日松坂からバックスクリーン右へ28号。2回にも左翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。打率3割1分5厘に上昇させ、89打点、28本塁打まで積み上げた。

22歳シーズンでの「3割30本100打点」到達となれば、プロ野球史上最年少。23歳の王貞治、門田博光らレジェンドが記した球史を塗り替える。

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▼岡本が先制3ランを含む4打点。8月25日阪神戦からの打点は3→3→1→1→0→4→1→4と、岡本は最近8試合で17打点の荒稼ぎ。これで今季89打点とし、100打点が見えてきた。これまでシーズン100打点の最年少記録は63年王(巨人)ら6人がマークした23歳シーズン。岡本は今季22歳で、22歳シーズン以下の最多打点は62年張本(東映=22歳)96年松井(巨人=22歳)が記録した99打点。22歳の岡本が100打点を達成すれば王ら6人を抜いて最年少記録となる。「3割・30本塁打・100打点」の最年少記録も63年王ら4人の23歳で、岡本はこちらの記録更新も狙う。