阪神は手痛い逆転負けを喫した。3時間55分の熱戦の末に徒労感だけが残った。大山のプロ初の2本塁打で勝利濃厚のムードだったが、9回に守護神ドリスが背信の投球を演じた。ヒットと四球などで2死満塁とされ、アルモンテに逆転の中前適時打を献上した。

金本知憲監督は無表情のまま肩を落とした。「あそこで逃げ切るのがうちの野球。ドリスがいかれたわけですから。(7連戦初戦で)絶対、何としてでも今日、とりたかったけどね。最後の最後でこうなったから、しょうがない」。