巨人菅野智之投手がヤクルト打線を5安打無失点に抑え、自己最多の6度目完封で13勝目を挙げた。

シーズン6完封は95年斎藤雅樹以来、23年ぶり。東京ドームでのシーズン5完封は史上初の快挙となった。

9回、山田と雄平に右前打を打たれ、1死一、二塁とピンチを迎えた。それでも、ルーキーの村上を148キロ高めの直球で空振り三振、西浦を中飛に打ち取り、安堵(あんど)の表情を見せた。お立ち台で「もう最後は勘弁してほしかったです。最後にあんな試練が待っているとは…。疲れました(笑い)」と苦笑いしつつ「ここまで来たら1点とられたら意味がないので、完封にこだわって投げました」と意地を見せた。

133球の熱投でチームの連敗も2で止めた。「去年の自分を超えることが目標だったので、あと何試合投げるか分かりませんけど、全部完封する気持ちで投げたいです」とエースが頼もしく意気込んだ。